よくある質問:アクリル編

お客様からよくある質問アクリル編です。
弊社で透明アクリルへ印刷する場合は主に
1層印刷(カラーのみ又は白のみ)・2層印刷(カラー+白)・3層印刷(カラー+白+カラー)の
3パターンがあります。
今回はそれぞれの印刷後の見え方について説明します。

まず、説明用に透明アクリルにダイレクト印刷をします。
今回は、アクリルにデザインを反転して印刷する裏刷りにします。
裏刷りは印刷面を裏返した時に正向きに見える方法ですが、
デザイン面が保護されるなどメリットがあります。
逆に印刷面にそのまま正向きに印刷する方法を表刷りといいます。

①1層印刷(カラーのみ)

白版がないので色味が薄いです。向こう側が透けます、光が当たるとより透けます。
透明感がでるので敢えて1層で印刷することもあります。
※画像は背景が白い場所で撮影しました。実際は白に見える部分は透明です。

②2層印刷(カラー+白)
  
     表面             裏面
2層印刷はカラーの裏に白を印刷した状態です。
1層印刷とは違い、表面はイラストがクッキリ見えます。
裏面は白ですが少し表のカラーが透けて見えます。
画像はイラストの裏面全てが白ですが、部分的に白にする事も可能です。
文字や特定のデザインのみを2層印刷にして目立たせることも出来ます。

③3層印刷(カラー+白+カラー)
  
     表面             裏面
3層印刷は白を1層目、3層目のカラーで挟むので表裏どちらからみてもカラーです。
ただ1層目と3層目のカラー版は同じものを印刷するので裏から見ると全て反転されています。
文字なども反転されるので表面、裏面どちらも正向きにしたい方は注意してください。

※3層印刷(カラー+白+カラー)/どちらも正向きにした場合
  
     表面             裏面
どちらも正向きに見えるようにも印刷してみました。
間の白版のみでは抑えきれないので、上記画像のように逆側のデザインが透けます。
どちらから見ても両面が干渉しあってゴチャゴチャして見えるため、この印刷はお勧めしません。
また、光があたるような場所ではより透けます。

今回は透明アクリルへのダイレクト印刷の見え方について説明しましたが
アクリル以外の透明メディアへのダイレクト印刷も見え方はほぼ同じです。
以上がアクリルへの印刷後の見え方についてでした。

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